スペインで命の危機だった話と、大事な教訓。
春休み。
大学生が海外を飛び回る時期ですね。
海外に行く前に、聞いてほしいことがある。
ちょっと長いから
最後だけでも読んでね。
スクロールしまくって!
ちょうど1年前。
私はスペインの病院で、入院しました。
原因はアナフィラキシーショック。
旅を始めて1ヶ月、私はとにかく歯が痛かった。
鎮痛剤に頼りまくる毎日。
日本から持ってきたバファリンを飲み尽くして、スペインの薬局で鎮痛剤を買った。
これがものすごい効果で!!
久しぶりに全く痛みのない状態で眠れた。
その日の深夜。
寝苦しくて、目が覚めた。
なんか痒い…?
てか息苦しい、気持ち悪い…
顔に手をやると、虫刺されみたいなのがいくつもあった。蕁麻疹は出やすい体質だから、まだ危機感は感じてなかった。
水を飲んで、それから皮膚を冷やすための氷を貰いに行こう…そう思ってペットボトルの水を飲もうとした。そこで、初めて喉の違和感に気づいた。なんていうか、喉の奥が狭い。水がうまく飲み込めない。
いつもと違う、やばいかも。
そうは言っても、ここはスペインで、しかも深夜のドミトリー。騒ぎを大きくするのも気がひけるし、どうしたら良いかも分からない。
悩んでるうちにどんどん症状は悪化していった。
呼吸が浅くなってきて、目の前が白くなったり黒くなったりした。蕁麻疹が全身に広がってて、身体中熱かった。体に力が入らなくなっていくのが分かる。
だめや、このままじゃ死ぬ!!!
もう声は出なかった。力を振り絞って、枕元に置いてあった空のペットボトルを、隣のベッドに向かって投げた。
ちょっと挨拶を交わしたぐらいのお姉さんだったけど、すぐに異変に気付いて助けを呼びにいってくれた。
宿の屈強なおじちゃんにお姫様抱っこされて車に乗り、救急病院に連れて行ってもらう。
(このへんから記憶が曖昧…おじちゃんがスキンヘッドだったのはすごい覚えてる…)
病院に着いてすぐ、処置室に入った。
スペイン語で色んなことを早口に確認されるけど、知ってるスペイン語なんてグラシアスとオラぐらい。もちろん何一つ分からない。
なされるがまま注射を打たれたり、機械を付けられたり処置を受ける。
カーーッと体が熱くなって、呼吸の仕方がわからんくなった。
美人な看護師さんが、言葉が分からない私のために隣で深呼吸して見せてくれる。吸って、吐いて、看護師さんと同じリズムで繰り返すうちに少しずつ落ち着いてきた。
ふわっと体が軽くなって、そのまま眠りに落ちた。
数時間後、目が覚めたら病室だった。
最後に注射打たれて、翌朝に退院。
(退院後、蕁麻疹が怖すぎてインカメでチェックする私。これの酷いバージョンが全身にできてた。)
ちなみにこのときは、自分の身に何が起きたのかさっっっぱり分かってなかった。
旅を途中で延長した私は海外の保険に入ってて、保険会社とのやりとりは英語。
たぶん説明してくれてたんだろうけど、全く理解できてなかった。
自分の身に起きたことの重大さを知ったのは帰国してから。
アナフィラキシーは、命を落とす可能性もある重大な症状。
あのとき助けを求めてよかった、、ってゾッとした。
教訓。
大事なのはここ。
①自分のアレルギーを把握して、英語で伝えられるようにしておく。
②海外で薬を買うときは、言葉が分からなくても注意事項は理解する。翻訳アプリ使おう。
③アレルギー症状が起きたら躊躇せずすぐに病院へ。早めの処置がとにかく大切。
④歯は治してから行きましょう。笑
歯の治療に限らず、不調は無い方が良い!
ちなみに私はアレルギー検査ほぼ陰性です。
薬の飲み合わせや、飲んだ直後に運動したとかでも起きるから、アレルギー無くても油断は禁物だよ。
以上!!
体に気をつけて楽しい旅を!!