田舎フリーランス養成講座、おわりとはじまり。
こんにちは。サカタです。
3月にスタートした田舎フリーランス養成講座。
1ヶ月が終了しました。
寂しくて寂しくて、今も泣いてる。
いっぱい悩んで、いっぱい泣いて、それ以上にいっぱい笑って。
人生で一番、濃い一ヶ月でした。
自分の気持ちと向き合う時間
3月5日、田舎フリーランス養成講座スタート。
正直、富山での生活に大きな不満は無くて。
だからこそ、ここで何がしたいのか、1ヶ月で何を学びたいのかすごく曖昧でした。
「自分の気持ちにとことん従いたい」って想いだけはずっとあったけど、そのためには何が必要なのか全然分かんなかった。
自分の気持ちに従うためには、まず自分の気持ちを知らなくちゃいけない。
私にとって最初の難関は、いまの自分をつくってる過去や気持ちと向き合い、言葉にしていく作業でした。
振り返ってて楽しい過去ばっかりじゃない。
辛かった過去と向き合うのはやっぱり辛くて、泣きながら記事にしました。
でもそのおかげで、過去の自分を許して、今の自分の気持ちと素直に向き合えました。
それぞれ色んな過去や思いを抱えながら頑張ってる仲間がいたから書けた。
泣いても、弱音はいても、受け止めて見守ってくれてありがとう。
やりたいことが見つかった
講座では、フリーランスとして稼いでいくためにライティング、ブログ、サイト制作、小商いなどを学びました。
その中で、ぴたっと私にはまったのが「ライティング」
選択肢のひとつとしては考えていたけど、ここまではまるとは思ってなかった。
文章を書くのが楽しい。これで生計を立てたい。
「ライティングで生計を立てられるように、10万円を稼ぐ」
という目標ができました。
あとはやっぱり、お菓子を作りたい。
過去の挫折から、パティシエなんか二度とやりたくないって思ってました。
でも過去と向きあっていく中で、組織の中でお菓子を作る労働条件や環境がしんどかっただけで、自分はまだお菓子が好きなんだと実感しました。
お菓子を通して、「食べる楽しさ」を伝えたい。
自分のやりたいことがはっきりして、軸が出来ました。
大量の案件で、いっぱいいっぱいに
目標が決まってからは、寝る間も惜しんでライティングの日々。
提案して、案件獲得して、記事書いて納品して。
寝落ちしないように、暖房もつけずに寝静まった共有スペースで作業して、布団に入るのはだいたい深夜の3時。
ライティングが好きで、楽しかった。
けど納期に追われ、クライアントさんからの要求やダメ出しが続き、次第に追い込まれていきました。
短い睡眠時間で、心も体もギリギリで。
正直、「投げ出してゆっくり寝たいな」「向いてないんかな」って思ったことも何度もありました。
そんなときに、一番支えになったのがメンターであるユキガオさんの存在です。
私がどんなに弱音を吐いても、大量の案件で訳が分からなくなっても、きちんと向き合って一緒に考えてくれた。
どんな小さいことでも、うまくいったら一緒に喜んでくれた。
「しおりんなら出来るよ、大丈夫!」の言葉に何度も救われました。
それぞれのやりたいことの為に頑張ってる同じ受講生の存在も、すごくありがたかった。
自分だけじゃない。
みんな同じように、悩みながら苦しみながら頑張ってる。
悩みを相談しあって、励ましあって、みんなが居たから頑張れました。
「おやつ屋さん」になる
作ったお菓子を、コワーキングスペース内で販売してみました。
ものすごく緊張した。
でも、みんな美味しいって笑顔で言ってくれて、すごく嬉しかったです。
美味しいものを食べてる時の笑顔が好きで、もっと見たくて、パティシエ目指し始めたんだ。
「食べる楽しさ」を伝えたい。
だって、食べるって幸せなこと。
もっともっと、たくさんの人に楽しんでほしい。
みんなの笑顔で、私も笑顔になった。
見失ってた大事なことを思い出した気がしました。
初めてのシェアハウス生活
いなフリ期間中は、シェアハウスでの共同生活。
最初は女の子ばっかりの空間に馴染めるか不安で。
でも、そんな心配いらなかった。
くだらない話で笑い転げたり、誰かの真剣な悩みにみんなで悩んだり、そんな毎日がとにかく楽しくて。
ごはん作るの失敗しても、お茶をこぼしても、寝坊しても、みんなと居たら全部笑い話になりました。
(初日から寝坊し、その後3回にわたり寝坊したのはサカタです。申し訳ない。)
みんなと食べるごはん、美味しかったな。
子供みたいに遊び転げた毎日
作業の合間には、思いっきり遊びました。
美味しいごはんを食べに行ったり
海でビショビショになるまではしゃいだり
菜の花畑で走り回ったり
カメラマンさんに謎な写真撮ってもらったり
芝生に寝転んでお喋りしたり
どの写真見ても、ほんとに楽しそうな笑顔で。
これ見てるだけでまた泣けてきちゃうんだけど、とにかく楽しかったです。
おわりだけど「はじまり」の最終日
実感がわかないまま迎えた最終日。
終わりという実感がないまま、みんなと過ごした毎日がもう戻らないことがとにかく寂しくて、ひたすら泣いてました。
「またすぐ会える」
そんなことは分かってた。
でも、もう同じ日々には戻れません。
楽しくて、苦しくて、でもやっぱり楽しくて、これでもかってくらい濃い毎日。
寂しくてしょうがなかったです。
子供みたいに、お別れやだ!!って駄々こねたいくらいに。
でも、統括のぼりさんが
「いなふりの講義はこれで終わり。今日からはいなふり2か月目のスタートです。」
って言ったとき、すんなり心に入ってきました。
おわりじゃない。
一緒に頑張ったみんなは「フリーランス同期」であり、お互いがお互いの「メンター」です。
それはこれからも変わらない。
むしろこれからが、はじまりなんだ。
いなふり2か月目に向けて
そんなこと言いつつも、やっぱりその後もずっと泣いてました。
でも駄々こねることなく帰ってきたから偉いもんでしょ?
まだ寂しいけど、それでも気持ちは前を向いてます。
これからのことに、ひたすらワクワクしてます。
「いなふりに参加してよかった。」
終了後、受講生の誰と話してもそんな話になりました。
それくらい、みんな一人一人成長してきたんだと思います。
もちろん私も、自信を持って成長したって言える。
1カ月前には予想もしなかった未来があります。
それも、すごくワクワクする未来。
しんどいこともあるかもしれん。いや絶対あるんやろうな。
それでも、今の私ならきっと楽しんでやっていけるんじゃないかな。
いすみでみんなと過ごした1ヶ月は、私の宝物です。
ありがとうございました。
これからも、よろしくね。